ただ考えてばかりいる

世界での死者数が13万人を超えたとのこと。12万人を超えたと聞いて驚いたのは昨日のこと。1日で1万人が増える。

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真偽のほどは定かでないが、個人的には当人の切実な思いだと感じた。

このままだと50年後、「新型コロナウイルス感染症尊い犠牲者」として碑に祀られ首相が参拝しかねない。冗談じゃない。マジでマジで冗談じゃない。 

マジでマジでマジで冗談じゃないが、このパラグラフを読んだ時にあり得るな、と思った。死んでからでなく、いま大切に扱ってほしいと強く思う。そしてふと、第二次大戦の英霊たちに尋ねてみたいと思った。「ご先祖様、お国のためにありがとうございます。英霊として祀られていますが気分はいかがですか?」

バールで働く友人が退職することを知る。SNSに投稿されたその長文からは、さまざまな苦渋の判断があったことが痛いほど窺えた。何か気の利いたコメントをしたいと思い、少し考えて止める。今のところ被害もなく暮らしている自分に出来ることはコメントでは無くて、もし友人が救いの手を求める時が来れば、手を差し出すことだろう。ましてや「いいね!」なんて、どの面下げて出来るものか。

ついついグーグルマップを眺める時間が増える。昔住んでいた界隈を、ただぼんやりと見るともなく見ている。大学生の頃、はじめて一人暮らしをした街。働き始めてから住んだ街。最後の独身ライフを送った街。つい1年前まで住んでいた街。不思議と、写真もなんにもなくてもただ地図を眺めているだけで思い出が「ふわっ」と浮かび上がる瞬間があって、記憶はこんなにも土地に根付くのだなあと感心する。そんなことを思いながら、ただ考えてばかりいる。