意地などいらない(6/17~18)

■6/17(水)
・「7日後に死ぬカニ」がバズっている。
 おわーこれは良い文章。とんでもねえな。別エントリのお父さんにヌードを撮ってもらう話もすごくよかった。気持ちの切り取り方がウェット過ぎず、ぐっと抑えが利いている。シンプルな言葉でよいんだよな、こういうのは。過剰にすると醒める。それとは別に、サワガニの死骸を川に流したり田んぼに埋めたりするのが駄目だという指摘を見て正直驚いてしまった。全く気付かなかったが、そうか、生態系の問題か。田んぼに埋める分には(肥料として)良いのでは?という気もしてしまうけれど、何かしら微生物や細菌レベルで問題があるのだろうか。ちょっと興味深いので調べてみたい。そういえば子供のころ、妙ちくりんな遊びでケンタッキーの骨を庭に埋めた記憶がある。すみませんでしたと、ここで懺悔しておく。
 
j-waveが高輪ゲートウェイから行っているライブ配信。今日のミュージシャンはシンリズム。すこぶるよい。キリンジ感。というか、バンドとしてのクオリティが著しく高い。かなり長く一緒にされているのだろうか。いやー好きだ。前提として好きと明記したうえでむちゃくちゃ失礼なことを言うと、オシャレ過ぎないあたりが丁度よい塩梅です。
 
・あともうひとつj-waveから。Superorganism/Something For Your M.I.N.D. が流れる。どこかで聴いたことがある気もするが、きちんと聴いたのはお初。これめちゃくちゃ中毒性あるな。

www.youtube.com

 サビ(って概念も違う気がする)前からリフレインする“something for your”が、Audiostockのサンプル版に入っているコピー防止のボイスみたいで妙にツボる。意識したんかな。さすがに違うか。
 
■6/18(木)
・朝から洗濯機を回し、朝食を取り、食器洗いを終え、洗濯物を干し、英語学習を行い、コーヒーを入れて始業スタンバイを迎えるという美しきルーティーンを決めることができた。これぐらいキビキビと回れると気持ちがよい。なぜ毎日これができないのか。
 
大阪北部地震から2年が経ったことを知る。そういえばそう、あれは6月18日だった。当時は豊中市内の緑地公園駅近くに住んでおり、かなりダイレクトに揺れを感じた。一度ぐっと沈み込むような不気味な振動があって、数秒後に大きく左右の揺れ。(本当にインターバルが数秒もあったのか?は定かではないが、体感として確かにあった)左右の揺れはなんというか「揺れる」というか「ズレる」という感覚が近い。ベッドでスマホを眺めながら、そろそろ出勤準備をするかと思っていた矢先のことで、自分の身体がくるんと、高跳びのベリーロールみたいな恰好で回った。自身が体感した揺れの強さ、という意味では人生で一番大きな地震。この年はあと化け物みたいな台風(21号)もあって、自然災害の怖さを実感したものだった。そこから僅か2年でこんな事態が待っているとはなあ。
 
・河井夫妻の逮捕。語るほど多くを知らないが、まずは第一歩なのだろう。黒川氏の流れを踏まえ検察庁の意地の見せどころだ、などと有識者が言っているのを見るが、意地とかそんなものでパフォーマンス左右されてんじゃねえよと正直思う。
 
  1.  気だて。心根。根性。「意地が悪い」

  1.  自分の思うことを無理に押し通そうとする心。「意地を通す」「意地を折る」

  1.  物をむやみにほしがる気持ち。特に、食べ物に執着する心。「意地が汚い」「食い意地」

  1.  句作上の心の働き。

    1. 「―によりて句がらの面白きなり」〈連理秘抄

出典:デジタル大辞泉(小学館) 

 

 ニュアンス的には「根性」なんだろうか。しかし改めて見ると、なんか結構ネガティブな用例が多いのね。「意地が悪い」でタルるートくんを思い出す世代です。