葛西臨海公園(7/16)

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 6時起床。積み残したタスクをサクッとこなし、出かける準備をする。8時半に家を出て、借りているN-BOXに乗り込んで葛西臨海公園へ。クルマの運転自体が本当に久しぶりで、それだけでもう楽しい。朝食は葛西駅ちかくにあるパン屋さんブーランジェリー・ジョーさんでパンを購入。11時の入園時刻までの間に公園をぶらぶらとして、見つけたベンチで食べることにした。きちんとしたメニュー名は忘れたけれど、海老カツのサンドとミルクフランスの2つ。ふんわりとしたロールパンの、じんわりとした甘さが素朴においしい。朝食を終えて少しぶらぶらすると、11時になったので水族園へ向かう。

 コロナの影響で水族園は事前予約制となっている。入園前の検温の実施は当然ながら、消毒用アルコールの設置、券売所の間引き運営、完全一方通行の導線設計など、色々と苦心の跡が窺われた。これがwithコロナ時代に求められる施設運営のあり方なのだろうけれど、当然ながらコストはかかってもリターンは決して増えないわけで。それでありながら、入園料はお値段据え置き大人ひとり700円。これで採算を取るのは土台無理ではないだろうか。「撤退戦」という言葉が脳裏をよぎる。とはいえ、いち消費者としては有難いのも正直なところ。
 

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まんなか右あたりの子はヒトを認識している

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真っ青な子の目が虚ろすぎてホラー風味に

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圧倒的主役感ながらどうにも不穏当な鳴き声

 ここまで人の少ない水族館に来た経験は、ちょっと最近の記憶にはない。確か小学生ぐらいの頃だったか、夏休みに親に連れて行ってもらった四国のどこかの水族館と同じような印象を覚えた。それは展示内容がどうという訳ではなく、空間に対して人が少ない感じから。まるで、どこかの鄙びた地方都市を訪れているように思う。そこは恐らく海辺の街。

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午後からは奇跡的に晴れた

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ディズニーランド、ディズニーシー、そしてトーキョーシーライフパーク

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水族園の奥には庭園空間と広大な芝生広場があった
 肝心の写真が上の芝生広場しかないのだけれども、水族園から出て順路通りに向かうと日本庭園のエリアがあって、そこがとても気持ちのよい空間だった。沼地展示ではタンチョウやコウノトリ、河川展示ではイワナやヤマメ。コウノトリの目がとにかく怖いのだ、と言って奥さんは早足で沼地展示を過ぎ去っていった。そんな彼女はコウノトリ空港のある地方出身である。
 

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観覧車より南側を望む

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葛西海浜公園「西なぎさ」より、海

 この日の天気予報は前日夜まで曇り時々雨。望外の好天に恵まれたので、午後もたっぷりと公園を楽しんだ。浮かれた気分で観覧車に乗り、そこから見えた浜辺のエリアまで足を延ばす。思いのほか近くて15分程度で辿り着いた。波辺では男性がウェットスーツに身を包み、何か作業に取り掛かっている。傍らにはマリンレジャーの会社と思しき社名の入った小さなバンが停められていて、このあたりでそんなサービスが成り立つのだろうか、と思う。全体的に人はまばらでそれぞれが思い思いに過ごしていた。幼稚園ぐらいの男の子が足をばじゃばじゃと鳴らしながら時折きゃっと声をあげ、父親がそれを近くで見守っている。若いカップルは波打ち際まで歩を進めて、波にあわせて濡れないギリギリのところを行ったり来たり。リードから自由になった犬は波打ち際を走り回っている。漂う牧歌的な雰囲気と潮の匂いをぐっと吸い込んで、しばらくの間ぼうっとした。油断すると、ここは東京都江戸川区だということを忘れそうになる。 

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 そろそろ帰ろうとなって帰路につくと、島から戻る橋の上で上裸の老人とすれ違った。そのあまりにも綺麗な小麦色の肌を見て、ああやっぱりどこか海辺の街に来たのだ、と強く思う。そんな訳でこれは海浜公園のある海辺の街、葛西市へのショートトリップの記録である。

健康診断(7/13~15)

■7/13(月)
・朝。8時半起床。昨日の日本酒が進み過ぎて、軽い二日酔い状態。やる気がまったくでないパターンに陥る。午前中をほぼ無為に過ごす。
 
・どうにも調子が奮わず昼食を作る気も出ず、近場の蕎麦屋にて親子丼とミニ蕎麦を食す。体調のせいか味も微妙に感じる。このあたりで事業をされている(社長と呼ばれていた)常連っぽい高齢の方がむやみに幅を利かせていてやや居心地が悪かった。昼時の蕎麦屋でなぜこのような振る舞いができるのか不思議に思う。も、単に自分の虫の居所が悪いだけかもしれない。
 
・夜。翌日の健康診断に向けて、軽めの夕食を奥さんが用意してくれていた。みぞれ汁、焼き鮭、少量の肉炒め、少量のご飯。とても消化によい塩梅。それでようやく調子を取り戻すも一日はほぼ終わりを迎えているのであった。
 
 
■7/14(火)
・健康診断のため6時半起床。前年は尿検査のことをすっかり忘れており、現地で絞り出すという微妙に辛い目にあったので今朝は抜かりなく終える。汚い話だけれども、あの紙コップに注ぐ際にどうしてもちょっと跳ね返ってきそうになるのは、みなさん大丈夫なんですかね。家を出て8時半着で市ヶ谷を目指す。久しぶりの朝ラッシュも、以前ほどには混んでいなかった。
 
・定刻5分前。会場に着くとほぼ一番乗りで、あれ?と思っていると受付時間が8時半~9時半という設定なのであった。今年は早いと思ったらそういうことか。しかしその恩恵かもの凄くスムーズな流れ作業で待ち時間がほとんどなく、1.5時間ほどで一連の流れが終わった。これもコロナの影響らしく、待合いが混まないように出来るだけ早く流していたらしい。あとは肺活量の検査が無くなっていた。総じて良いことだが、用意されていたお弁当を食べるのが10時過ぎになったので何ゴハンか分からなくなった点だけが難点である。結果は基本的に問題なさそう。体重と体脂肪が減っていたところが誇るべきポイント。
 
 
■7/15(水)
・9時前に起床。前日は久し振りに深夜に企画書を書いていたため寝坊気味になる。急ぎで準備をして在宅勤務を開始。翌日有休を取っており、てきめんに忙しい一日。午後はずっと会議をしていた。web会議はほんとに目が疲れる。その甲斐あってかおおよそ作業の整理はついた。2つ3つほど積み残したタスクがあるが、翌朝出立前にこなすことに決める。レンタカーを借りて、ギリギリ東京都内の葛西臨海公園まで出かける予定なのだ。
 
・健康診断と若干の忙しさがあって月曜日・火曜日とアルコールを摂取しておらず、この日も翌朝運転を控えているので思い立ってノンアルで過ごした。健康意識の高まりが生んだ3日間の断酒。個人的には相当珍しく、ここ1~2年では最長かもしれない。なお20歳を超えてからの最長断酒期間は14日間。これを超えるのは、恐らく身体を壊す直前になるのだろう。出来るだけ先延ばしにしたい。
 

近くの飲食店を巡る(7/9~12)

■7/9(木)
・7時10分起床。朝6時過ぎに地震がありそこからはあまり寝付けなかった。しかし地震が多い。震度は2?それにしては結構長く揺れたように思う。コロナ、豪雨、大地震、となると本当に勘弁してほしい話なので、地震はこの程度のレベルまでで収まっていてほしいところ。東京は今日もジメジメとして梅雨らしい嫌な天候。金曜日にかけてまだ豪雨警戒とのことで、被災地の皆さんの心境はいかばかりかと思う。朝食を食べて洗い物をして、洗濯を回す。さすがに今日は外干しは諦めて、はじめから浴室乾燥を使うこととする。朝食時には久しぶりにコーヒーを淹れた。やっぱり味が全然違う。
 
・昼食はサバの水煮缶とミニトマトのスパゲッティー。OKPさんのブログで読んだレシピを参考にした。カルディでも鰯でもないが、よくできたほうだと思う。実際美味かった。もうひと塩足しても良かったように思う。j-waveのライブコーナー、今日のゲストは佐藤千亜妃。元きのこ帝国。とても声がやわらかく優しくなったように思う。今もとても良いのだけれど、こうして聴くとより一層、かつてのあの鋭さは若さゆえの奇跡だったのだろう。
 
・220名以上、という数字が目に飛び込んできてドキっとする。ああ、やっぱりそうなっていくのか。もうお盆に帰阪するのは無理かもしれない。というか止めておく方がよいな。両親ともに60代になっているし、ここでリスクを冒す意味はない。実家と繋げてzoom飲みでもする方向で考えたい。
 
 
■7/10(金)
・7時起床。今日はぐっすり。小説Tripperを読みかけのまま枕の下にしまいこんでいた。何の夢が見たかったのだろうか。朝食はトースト、バターと苺ジャム。ジャムがなくなった。今日もコーヒーを淹れる。たっぷりめに淹れて午前中の作業の合間もつようにするのがよい。時間があるので多少英語とスクワット。筋肉痛がまだ収まっていないので腹筋はやめにする。スクワットをするとやる気が出たので洗い物を片付けることにする。と、j-waveから聴こえてきたのが土岐麻子の新曲。
 
HOMEという曲。めちゃくちゃ良くて思わず洗い物の手を止めてじっと聴いていた。
 
・昼。安定の無印カレー、その中でも安定のグリーンを召す。やはり間違いないクオリティ。かつての辛さは無くなったと思うが、それでも美味いのだ。午後はそれなりに仕事をこなす。ちとハードルが高い案件に躓き気味。
 
・夜はどうしても行ってみたかった、都立大学 ぶらんこへ初訪問。予想通り素晴らしいお店。本音をいえばもう一回りほど安価であればベストなんだけど、そうなるとこんなにゆとりある空間には出来ないだろう。難しいものです。何を食べても美味しかったけれど、鰹と行者にんにくの醤油和え、アジフライの2つが特に印象に残った。日本酒のラインナップも充実している。お料理に比してこちらはリーズナブルな価格設定で、これは嬉しい誤算。案の定飲みすぎる。
 
 
■7/11(土)
・朝。7時過ぎに起床。やはり軽く二日酔い。しまったなぁと思ってたらふく水を飲む。やがて起きてきた奥さんと共に朝からコントワーへ。この予定は決まっていたのである。食欲はなくはないが微妙なコンディション。朝限定のセットをいただく。ゆで卵の殻がなかなか剥けないのは生来の不器用のせいだけではないが、奥さんに悟られぬように黙々と剥いて食べた。パンはいずれも美味しい。何よりも浅煎りのアイスコーヒーが染みた。
 
・その後は昼食までの腹ごなしに散歩に出る。呑川緑道を延々と北上。開渠になっているあたりまで行きたくて歩くが、少し距離が長過ぎたよう。その後ひとまず帰宅し、家事を片付けた後に昼はhugoへ。都立大学で最強のレストラン。
 

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夫婦そろってメインに肉をチョイスしてしまったが、やはり魚も食べたかった。シェア前提で動くべきである。
 
・夜はこれまた外食。三食続けて外というのも久し振り。思うところが無いわけではないが、近場で済ませる&出来るだけ落ち着いたところを選ぶというルールを課している。ギリギリの距離ということで武蔵小山。どうしても食べたくなったラーメン。落ち着いたところ、というルールに抵触する気もするが、まあラーメン屋でお客さんがガンガン喋ることもなかろう。ということでボニートボニートにて鰹をふんだんに使った一杯をいただいた。
 
 
■7/12(日)
・朝。ダラダラと10時前に起きる。朝昼兼でということで近くの珈琲館でナポリタンを食べる。これがたまに食べたくなる絶妙な旨さでよいのです。この日は特に予定もなく、帰宅して各々するべき作業をしていた。火曜日に健康診断で半日ドックが入っているので問診票を書いていたところ、奥さんがあゆの「SEASONS」を流し、なんというか脳が軽くバグる。今自分が書いているものと流れている音楽の年代のギャップでクラっときた。耳からデジャヴ染みたものを感じかけているところで、目に入る問診票が現実をメタメタに突き付けてくる。これが妙に面白くて、何かのライフハックになるかもしれないと思った。流す曲については恐らくモンパチあたりでもいける。個人的見解です。
 
・夜は一度食べてみたかった、駒澤大学かっぱにて煮込みをテイクアウト。うきうきと心躍らせて帰宅し、まだ温かいうちにサッポロゴールドスターと共にいただく。も、正直びっくりした。そんなに美味しいと思えない。塩味も脂のうまみも強くてパンチはあるが、なんか味が平板。以前、家系ラーメンの総本山「吉村家」に訪れたことがあって、その時にも同じように感じたことを思い出す。うーーーん。味醂をちょっと足すとか、甘みを隠し味にすれば絶対美味しくなると思うんだけど。足りない分はアルコールで補うか、と思い日本酒にチェンジするとやっぱりハマった。でも再訪は当分ないかなあ。
 
・酔っ払いながら、AmazonPrimeで何か観るかなーと思っているとコンフィデンスマンJPの映画版を見つけたので観賞。すこぶる面白かった。長澤まさみが最強にイキイキとしている。勝手に決めつけるのもなんだけど、今まで観たどの作品よりも彼女の地に近いのではないだろうか。そしてこれを観たことで、長澤まさみ東出昌大を引き留めた理由がものすごく理解できた。三人のバランスが最高なので。
 
・観終わりテンションが上がっていた折、なぜかここまで全く知らなかった星野源の配信ライブに気付いて速攻で購入する。本当にノータイムで購入したことに酔っ払った勢いを感じた。リアルタイムでは間に合わなかったので、2巡目の配信途中から観賞。生まれ変わったらこの人になりたい候補No.1の長岡亮介様は今宵もセクシーで悶絶。ペトロールズをまたいつか生で観たい。あと星野源はほんっと上手いのに、なんというか下手なふりをしているように見えるのは気のせいだろうか。わざと洗練されていないように見せている印象。
 

七夕に蝉の声をきく(7/6~8)

■7/6(月)
・6時過ぎ起床。朝食は食パン。久しぶりにジャムとバター。コーヒーを入れて早々に仕事スタイルに移行。やることがかなり多く、予定が詰まっているのでいそいそとこなす。
 
・昼食は無印のカレー。「チキンとごろごろ野菜のスープカレー」を食べる。普通に美味しいんだけれども少し薄い?スープカレーとはそんなものだろうか。このシリーズはあんまり好みではなさそう。
 
・夜は割合はやくに奥さんが床についたこともあり、一人でゆるりと本を読む。小説Tripper、3分の1ほど読み終わったが、いまのところ角田光代さんの「ポケットのなか」がファイヴァリット。とても短い作品なのに、きっちりとストーリーがあってエンタメとして成立しているところに感じる凄み。稀代のストーリーテラーだなあとひとり膝をうつ。あとは川上弘美さんの文もとてもよかった。なんというか全体的に優しいのだ。「泣くのにいちばんいい時間」というタイトルからして、とても優しい。単行本は未読なので、なにかひとつ買ってみようと思う。
 
 
■7/7(火)
・8時前起床。午前中に実施するウェビナー準備に勤しむ。進行役は滅多にやらないので妙に気を張った。良きプレゼンを拝聴できたので個人的にはとても満足。
 
・昼食は棒ラーメン。キムチをのせるのがマイブーム。奥さんにそれ合うの?と尋ねられたのでめちゃくちゃ合う旨を伝える。少し怪訝そうな様子であった。だいたいすべてのラーメンにキムチは合うと思っている。
 
・夕方。打合せなど全て終えたところ、妙に眠たいので少しだけと思い1時間ほど仮眠。これが逆効果だったか、起きてからまったく覚醒できずグダグダになる。気を奮い立たせて机に向かうも、これは駄目だと思い散歩にでる。40分ほど近所をぐるっと大回りした。風の強い荒れ気味の天気だけれども、外に出るといくぶん気分がすっきりする。あんまり足の上がらない中だらしなくサンダルをざりざり鳴らしていると、どこからか蝉のような声が聴こえてきた。ニイニイゼミ?詳しくはないけれど確かに蝉の声で、夏の気分を手に入れる。やがて商店街までたどり着き、そういえば七夕だったということに気付く。この天気だと残念ながら織姫も彦星も会えないパターンだろうか。まあ今年はやめておいた方がよいよ、ソーシャルディスタンスです。その後は次第に元気になったのでてくてくと歩き、セブンイレブンでカフェラテを1本買って帰り、飲みながら仕事をこなす。
 
・夜。さんま御殿を観る。関根麻里トークの流れで、食事のときに器をもつのは日本だけ。韓国で器をもつとテーブルのない貧乏な家の子だと思われる。的な話題になり、なんというか微妙にセンシティブで切り返し辛い話題だな…と思っていると、さんまが「ほな海外やと預金通帳見せながら食べなアカンね」といった返しで笑いを取り(危険ですよー!とツッコまれていた)おったまげた。天才がすぎる。「文化的な違いやからしゃあないわなー」とかで無難にいなさずにこれですよ。向こうのプロトコルに乗っかったうえで、貧乏じゃないことをユーモアたっぷりにアピール。上手すぎる。この切り返しをほぼノータイムでしちゃうあたりほんと天才の所業です。
 
 
■7/8(水)
・8時起床。ちょっと遅め。岐阜県で大雨特別警報が出た旨の通知がスマホに届いている。飛騨川で氾濫が発生したとのこと。下呂温泉は奥さんと初めて旅行に行った場所。とにかく無事であってほしい。朝食にどら焼きを食べる。食器洗いをして筋トレをして業務開始。雨こそ降っていないが昨日に続きものすごい強風で、窓を開けていることに恐怖感を覚えるレベルだったため冷房をつける。
 
・昼食は買い物ついでに近場の中華料理屋で日替わり定食。豚肉のトマト炒め、みたいなもの。味はそれなりなんだけど、たまにあるやたらと長くて太さが均一のタイプの箸で正直食べにくい。日本式のお箸を使っていただけないものか。
 
・ひとしきり買い物をこなし帰宅後は引き続き仕事。なんとかやるべき作業を終え、外食分のカロリー消費のためにランニング。久しぶりに多摩川方面へ出た。丸子橋を渡って戻って8kmほど。夕食は刺身と、胡瓜、煮豆、昆布、ハム、梅干し、など冷蔵庫の余り物をかっさらうスタイル。アテだらけな感じになるのでビールがすすむ。寝る前に小説Tripperの続きを読もうとしたがスカっと寝落ちしてしまった。

週末(7/3~5)

■7/3(金)
・8時20分起床。予定していた7時半に一度目覚めるも盛大に二度寝をする。そして二度寝の間に、夫婦そろってのど自慢大会的なものに出る夢をみる。場所は市民会館みたいなホール。ラジオやらテレビやらメディアが結構入っていることに怖気づいて、ほんとに直前になって出演を取りやめ逃げ出す。ホールから命からがらといった体で抜け出したあと奥さんが「北川景子とかこんな状況で歌ったら自意識過剰でめっちゃ恥ずかしいやん」的なことを言った。北川景子の曲とはいったい。そしてなぜか私はギターを持っていた。何やる気やったんや。奥さんが北川景子ということは俺はDAIGOか。どうした私の脳よ。そんなwish持ってねえぞ。
 
・朝食に前日スーパーで買っておいた20%オフのたまごサンド。あとコーヒー。出勤時によく買って自席で食べていた組合せで、なんとなく気持ちが会社っぽくなるかなと思ったのだった。狙い通り悪くない。
 
・雨も夕方までは大丈夫なようなので、昨日取り付けた物干し台を使って洗濯物を干す。ただ洗濯物を干すだけなのに、妙な緊張感と達成感があってとても楽しい。目の前でゆらゆらと風に吹かれるさまを見ながら仕事に取り掛かる。
 
・昼。期日前投票のついでに近場のイタリアン「カンティーナ カーリカ・リ」へ。ランチはパスタメインの展開。お値段はかなり強気(ドリンク付だが税抜き1500円~)だけれどもそれに見合うクオリティだと思う。今日いただいたのは王様しいたけのスパゲティ。バターでソテーされた肉厚なしいたけがめちゃくちゃ濃厚でうま味のかたまり。軽めのクリームソースと柚子の風味が奥行きを生む。パスタはほんの少しだけ軟目に仕上がっており、しいたけの歯ごたえとモチモチ感が絶妙なバランス。そしてどっさりとかけられた香味のりを混ぜて食べると、そのたびに印象が変わるのだ。要するに、めちゃくちゃうまい。コロナを経て、外で食べるということがほんとに特別な体験になったから毎回これぐらい美味しいものを食べたい。満足。松屋に3回行くよりもこっちに1回行く。
 
・選挙に向かうついでにスマホを見ると、東京都のコロナ感染者数120人超えとのニュースが目に入る。むう。まあどうなろうと百合子再選だろうけど、少しでもお灸をすえられれば、などと思いながら投票所へ行く。
 
・夜。やはり雨が降り出したので洗濯物を取り込む。うっすら予期はしていたが、しっかりとしっとりしていた。すべて浴室乾燥に放り込む。結局のところ現代人が最終的に頼るのはテクノロジーである。
 
 
■7/4(土)
・9時過ぎにゆるゆる起床。学芸大学寄りの高架下で、つい先日たまさか見かけたdean&delucaのカフェ店舗へ。歩いて25分ほど。ウォーキングがてら丁度いいと思ったが雨風とも強く少々しくじった感。それなりの値段を取るのに微妙なパンという点もあいまって、2人そろって不完全燃焼感を抱く。
 
・せっかくなので学芸大学付近を散歩して、しかるのちに「つるとんたん」へ向かう。六本木。電車で都心に出ること自体に後ろめたさが付き纏うが、関西人にはどうしてもうどんが必要になる時があるので許してもらいたい。もうとりあえず全具材食べたいとなったので「つるとん三昧」というすこぶる贅沢なものをチョイスした。この2日のランチ出費がすごい。ついつい1.5玉を頼むと、とんでもないボリュームのものが出てきて腹がはち切れる。昼食後は六本木ヒルズとかミッドタウンあたりをぶらつこうかとも思っていたが、うどん欲を満たせば全て解消されたためいそいそと帰路につく。
 
・帰宅後は妙に眠気が出てしまったためがっつりと昼寝。そうなると全くお腹がすかない。カロリー的にもヤバかろうということで、雨止みを見計らってランニングに出る。8kmほど。晩御飯は「やきまる」で肉を焼いて食べた。学習の結果、牛肉100g/豚肉100gずつという適切な量で収めることができた。おのれの限界を知り、それに合わせて行動が出来ることこそ大人の証。走って汗をかいたのでビールをたぷたぷ飲んだ。
 
・M最終話を観る。さんざネタ扱いしてきたけれども普通に面白かった。ちょこちょこ流石にどうなんだと思うシーンがあって、そのたびに「史実ではどうだったのだろうか」的なコメントが脳内に浮かんで勝手にツボってた。史実て。まるで大河ドラマのような扱い。その後も流れでテレビをつけていると神田伯山と滝沢カレンによる「伯山カレンの反省だ!!」という番組が始まったので観る。ゲスト丸山桂里奈滝沢カレンとのコンビが最高に面白くて夫婦で爆笑してしまう。具体的な中身は全く覚えていないが、それぐらいスッカラカンであっけらかんとした笑えるトークだったということ。あと神田伯山のいなし方がとても好み。なんというかバカリズム的なエッセンスを感じた。性格が悪そうな感じも含めて最高です。
 
 
■7/5(日)
・暑さなのか昼寝効果なのか6時前に目が覚める。とりあえずつらつらと日記を書き連ねる。
 
・前日のパンが不完全燃焼なので、日本一うまいパン屋トシさん併設カフェ「コントワー」さんへ。何度でもいうがここのパンは本当にうまい。もうそれ以上に語ることはない。
 
・午後は本当に久方ぶりに映画館へ。「水曜日が消えた」を観る。正直なところ美食探偵が終わったことによる中村倫也ロスを埋めるためにチョイスしただけで、なんか微妙そうだなーと思っていたのだけれども。すいませんでした。面白かったです。細かく感想を書くのはネタバレになるのでボカすけれど、火曜日が水曜日の不在で感じたことを、月曜日が火曜日の不在で感じたこととリンクさせる構造、最後のあっという気付きとあわせてグッときた。繰り返される事故のシーンも画が美しいだけでなくてきちんと暗示的で、興ざめな説明を省いて鑑賞者に理解を促してくれる。このあたりテクニックとして凄いなと思う。あとは俳優さんが全員良かった。特にヒロインの石橋菜津美さんの演技が好み。うまく表現できないけれど、なんというかとても自然体で素敵です。脚本・監督の吉野耕平さんはなんと初の長編だということで今後要チェック。こうして好みの作り手に出会えることは、いつだってとても嬉しい。
 
・選挙は予想通りの結果だった。思ったことをつらつらと書くと長くなったので別エントリで上げる。

東京都知事選雑感

 2020年7月5日の都知事選。大方の予想通り小池百合子の圧勝で開票即当確が出る。まあ今回は信任投票みたいなものなので仕方なし。コロナ問題で国がだらしかなかったところで、小池百合子がリーダーシップを発揮してくれた。そう認識を持っている都民が多かったのではないかと推測している。実際どうだったのかはさておき、非常事態宣言に前後して国とバチバチにやり合ってくれた、という印象はとても強かった。現に「密です」はネットでもバズったし有志によるゲームまで作成されたわけで。
 
 翻って、野党界隈はマジで勝つ気があったのだろうか?宇都宮さんは政策や経歴を拝見するにとても立派な方だけれども、山本太郎とのバッティングを防げずに野党統一候補に出来なかった時点でもう勝負あり。ここで争ってしまったら勝ち目なしだと思う(維新がかき乱すのは想定内だとしても)。理念はあれどリーダーシップが伴いそうにない知事よりも、コロナという禍の中において、リーダーシップを発揮してくれそうな知事が選ばれた。単純にそんなことだろう。
 
 そして選挙結果とあわせて、NHKが公開した都民1万人アンケートがとても興味深い。
 3つめの質問、小池知事の資質・能力についての回答が示す通り「発信力」と「リーダーシップ」が高く評価されて、再選を果たしたと見るのが妥当だろう。一方で「弱者への共感」という項目のスコアは著しく低い。 個人的にはこの認識があるという点が救いのように思う。
 
 野党及び支持者は冷静に現状を認識する必要がある。コロナの第二波が目前に迫っている、もしくは渦中にあるということを踏まえて「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という格言が引用されていたのを見掛けたけれど、選挙戦も同じ話でしょう。SNSでまた散見されているが、自分の観測範囲の中に留まって、選挙不正があったのではとか言い出す糞ダサムーブをかまさないようにしてほしい。
 
 そんなわけでいち支持者として。政治家に一番求める資質は「弱者に向けるまなざしの誠実さ」だと近頃は考えているので、宇都宮さんに票を入れた。その指針は今のところ間違っていないと考えている。敗戦理由はこれまで述べた認識の通り。今回は選挙という戦いに臨む時点で既に負けていた。あとこれは直接選挙結果には関係しないが、どうにも拭いきれない界隈の「お仲間意識」を問題視している。選挙結果が出てから顕著に感じたのだけれど、Twitterで息巻いている一部インフルエンサーの方々による、必要以上の攻撃性(投票先へのディスり)、厭世観(絶望しかないとか言っちゃう)、自己愛に満ちた悲劇のヒロインみたいな振る舞い。そこに連なる面々による傷の舐め合い。それらにどうにも嫌なお仲間意識を強く感じてしまう。この手の意識の行き着く先は時の総理とその界隈で起きている不祥事の「温床」と言われているものと、性質として何か違うのだろうか。
 
 勝手に絶望されたこれからの未来は、多数が賛成したリーダーのもとで築かれていく。結果を残念に思うにせよ、未来に対して前向きに関わっていく決意を示せない以上、ただ権力闘争に酔っているようにしか思えない。それでは同じ穴のムジナでしょう。
 
 これから、小池都政をしっかりと監視していきたいと思っている。まずはコロナの問題。新規感染者が3桁を越えて自粛ムードふたたび、という声も聞こえてきたのはせいぜい4〜5日前。あと10日間ほどは感染者数が増えることがほぼ既定路線な現状で、医療対策がきちんとなされるのか。都知事選にかまけて、必要な事柄が蔑ろにされていなかったのか。まずはそこから、きちんと検証の目を向けていきたい。
 

シティポップと物干し台(6/30~7/2)

■6/30(火)
・7時45分起床。微妙に食欲がないので朝食はヤクルトとコーヒーで済ます。タスク整理をしていると午後の打合せが面倒臭そうでやや萎えた。気持ちを奮い起こすために、取りあえず筋トレを行う。次いで英語を最低限こなす。
 
・少し前からシティポップがとても好きで。その流れで色々と食指を広げている。
 
●PREP/Cheapest Flight
すばらしくチル。フェイヴァリットに山下達郎を挙げられているが、非常によくわかる。バンドメンバーは自身の音楽性を指して「マリーナ・ポップ」と呼んでいるとのこと。確かに感じる港っぽさ。メロウでナイーヴで夜に似合うナンバー。ウイスキーよりカクテルな感じ。
 
●Sunset Rollercoaster/My Jinji

www.youtube.com

こちらは台湾のバンド。これもまた素晴らしく、歌メロのオリエンタルっぽさに加えて、なんというか全体に「湿り気」のある雰囲気がアジアを感じさせる。個人的な嗜好として、ギターの音色がすばらしく好み。そして本領発揮はアウトロで執拗に繰り返されるリフ。めちゃくちゃ中毒性があり、ハマると脳内で無限ループする。
 
●HONNE/no song without you

www.youtube.com

イギリスのエレクトリックデュオ。いわゆるシティポップらしい曲は別にある(Me & You など)のだけれど、この曲がグッときた。ユニット名は日本語の「本音」を由来とするらしい。本音。日本人としてはややもするとネガティブな文脈を捉えがちな言葉だけれど、そんな要素はちっとも感じられない。純粋に文字通り、ただただ優しいメロディと演奏が心地よく沁みる。
 
●Vaundy/東京フラッシュ 
いや天才ですね。近年のJ-POPシーンは完全にインフレを起こしてしまった感があるんだけれども、最近のハタチ前後は洗練されすぎちゃいないか。もうちょっと青臭いラインを経験していただきたい。King Gnuの背中を追うネクストブレイク筆頭、とか言っちゃうのはもう遅いのだろう。
 
 
■7/1(水)
・7時45分起床。7月か。上半期が終わってしまった。とはいえ区切りに大した意味はなく、日々は続いていくのみである。チーズトーストを食べてヤクルトをのみ、いやだなあいやだなあと思いながら英語をやる。そろそろGABAの予約を入れないと怒られてしまいそうである。
 
・昼。コミックデイズの更新にてリウーを待ちながらを読む。
今週は第14話。読んでる途中から動悸が激しくなり、なんというか全部もってかれてしまって眼鼻ぐずぐずになる。今後この国がこうならない保証なんてどこにもないと思う。コロナを正しく恐れよう、というフレーズは実際正しいのだろうけど、こうして最悪のシナリオをイメージしてしまうと心は容易に硬直する。結局のところ自分や家族の身にコロナが降りかかるか/降りかからないかという0/1のところにしか目が向かなくなって、知性というフィルターを通さないルートからアラートがガンガン鳴る。少し気を鎮めないと午後の作業に差し支えそうなので、ひとまず珈琲をのむ。
 
・とりあえず落ち着いて仕事をする。夕方少し揺れた。最近やっぱり地震が多いように思う。
 
 
■7/2(木)
・8時20分起床。少し寝すぎる。朝食代わりにヤクルトとメロン一切れ。メロンは昨日奥さんが購入していた。朝にフルーツを食べると豊かな気持ちになれるのでとてもよい。
 
・昼食。久しぶりの無印カレーは根菜のスパイシースープカレー。唐辛子の辛みが前に出てくるタイプなので、グリーンよりも辛さを感じる気がする。なんにせよ具がしっかりごろっと入っているのは良い。
 
・続けて、先週購入していたセキスイのステンレス物干し台を組み立てる。引っ越して1年と少し。築50年の我が家には備え付けの物干し台がないが、浴室乾燥はある。リノベーションの結果生まれたチグハグ。ゆえに浴室乾燥をフル稼働させてきたが、電気代がとんでもない。色々と忙しさにかまけて目を瞑ってきたが、時間が出来たのでようやく一念発起。張り切ってDIYでもしてみるかね、と思ってちょこちょこ調べたら普通にニーズを満たす既製品があったのだ。引っ越してすぐにちゃんと調べていれば、マジで毎月数千円は節約できたのではないか。後悔先に立たずとはこのこと。
 
・東京都の感染者数107人。3桁についに乗っかった。夕方から緊急の記者会見が開かれるらしいが、この内容次第では都知事選どう転ぶかわからんぞ、と思う(願う)。少なくとも自分自身の腹は立っている。地上波で生中継をしているので片耳で聞きながら仕事をした。「感染拡大要警戒」という現在地にいることなんて、そら都民はみんな分かっとるよ。踏み込んだ話は結局聞こえてこなかった。