本はファッションアイテムになる(6/26~27)

■6/26(金)
・午前中にちょっとプレッシャーのかかる打合せがあったため、やや早い時間から業務開始。最近ずっと弛緩している気がするので、こうした機会も重要に思う。
 
・昼食は外で取ろうか、なんとなく魚がいいな、ということで大岡山のたちばなへ。引越してすぐの頃に一度寄っていたが超ご無沙汰。小鉢が3種つく海鮮丼ランチでお値打ちな記憶はあったものの味の印象が薄い。正直微妙かもなーと思いつつだったが、これが良かった。小鉢3種は大根とツナのサラダ、フキの炊いたん、お漬物。味噌汁がきちんとしたアラ汁。町に根差したお寿司屋さんといった風情でとてもよい。今度は夜に訪れてみたいなと思う。
 
・午後からはもう週末モード。仕事もそこそこにすませて、所用あり蔵前へ。となると立寄るのは「蕪木」さん。
濃厚でありながら柔らかみのある珈琲を楽しませてくれる、雰囲気抜群の喫茶室。ピンと張りつめた空気の中でいただく珈琲は日常を少し忘れさせてくれる。ブレンド3種類から一番深煎りの「羚羊」をチョイス。これは初めてだったが、やっぱり凄い。とろりとした液体の中にはっきりとした甘み。深煎りだがむしろ、他二種類よりも甘みは勝るかもしれない。小一時間ほど過ごす。できれば文庫本片手に来て半日ぐらい使いたいのだけれど、人気のお店なのでなかなか長尻は難しいところ。
 
・晩は久しぶりに牛肉。近所のスーパーが和牛切り落としをお値打ち価格でたまに販売してくれるので重宝している。グラム400円弱。もちろん安くはないのだけれど、肉気分の時にガッツリいくのがとても良い。ペロッと食べる。
 
■6/27(土)
・ペロッと牛肉を食べた代償か6時半頃に胃もたれで目が覚める。これが30代半ばの身体か。むかむかする胃をなだめているとだいぶ落ち着いたので、せっかくの早起きだし軽くランニングに出る。早起きは三文の得。三文が見当たらなければ無理に作ればよろしい。
 
・昼食は久しぶりの友人と。代々木上原へ。少し早めに着いたので散策をしていると素敵な古本屋を見つけた。ロスパペロテスというらしい。噛みそうだな。あまり時間も無かったのでぐるっと冷やかすだけの恰好になってしまったが、これ半日ぐらいは過ごせるかもしれない。今度はここを目当てに来たい。昼食はミチョリパンで。遠くアルゼンチンのソウルフードをビールと共にいただく。美味しい。こうして料理を食べるとその国に親近感が湧くし、やっぱり実際に行ってみたくなる。いつかきっと訪れたい。
 
・何となく本欲が出てきてしまったので、夕方に友人たちと別れてからは代官山の蔦屋書店へ。毀誉褒貶のある本屋だけど結局好き。本をファッションアイテムにするなと憤ったりもしたけれど、本ってめちゃくちゃファッションアイテムになるなと最近は思うのである。180度とまでは言わないが150度ぐらいは方針転換。コロナをきっかけにこうして日記を書き始めた性質なので、同じモチベーションで編まれた本が読みたい。という訳で2時間近くぶらつきTRIPPERという雑誌を購入。尾崎世界観恩田陸角田光代の3名並びにビビっときてしまった。あとたまに買っているWIREDの最新号。ほらやっぱりファッションでしょ?でも良いんだよ、好きなんだから。
 
・晩は学芸大学の「件」さんへ。

tabelog.com

お初の訪問。いつだったか東急沿線のフリーペーパーSALUSを読んでブクマしていたのだ。毎月20日発行。情報誌が大好物なので、このクオリティが毎号無料というのはありがたい。看板メニューの「おでん五種盛り」のお出汁感。金目鯛の炙りの上質さ。家で出来ないお味でしみじみ美味い。日本酒のラインナップも間違いない並びでとても良かった。香川の「凱陣」が置いている店はそれだけで好き。しかし学芸大学いいなあ。ちょっとハマりそうである。