人のいないサンフランシスコの写真を見た

朝起きぬけにスマホでニュースを見る習慣がだいぶ根付いてしまう。よくない。
 
IOCが中止を含めて4週間以内に結論を出すとのニュース。論調としては延期が既定路線であるようで、仕方ないという思いと共に少々やるせない思いになる。ドイツのフェンシング代表選手も、個人レベルで辞退を明らかにしていたことを知る。安倍首相も延期の可能性を正式に表明した。なのに東証の寄り付きは上げ調子であるのだ。
 
信じられないぐらい人がいないサンフランシスコの姿を映したtweetに衝撃を受ける。偶然めいろまさんのtweetが目に入る。UKも相当ヤバイという論調にへえと思い、フォロー。しかしアメリカに対するdisがキツくてすぐにフォローを外す。
 
4人組の暴漢に意味なく襲われるアジア人が出た、とか。スーパーで出会った差別体験を語る留学生、とか。コロナを理由にして根底にあり続けたアジア人差別が姿を現したのだ、とか。警鐘を鳴らすようなtweetのいいねとリツイート数が増え続けるさまを見る。そしてそれを理由づけるかのように、第二次大戦の頃の日本人に対する特別な仕打ち(ドイツ人は収容しなかった、そこにはアジア人蔑視があったのだ、とか)が語られているのを見る。
 
人文学を専攻していた身でもあるので、歴史から学ぶことを大事にしたいとは心から思っている。ただ、今はバイアスにとらわれ過ぎないようにしたい。少なくとも第二次大戦の時に生じた事実と今日起きている事象は切り離して考えるべきではないだろうか。今生きている人は戦争の時には大体いなかったのだから、まずは現在が起点であるべきだろう。などと考える。
 
仕事はびっくりするぐらい進まなかった。あるのかないのか分からない、という状況がただただつらい。